The Pelicans All-Time 3PT leader:
— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) 2026年1月4日
Trey Murphy III, one of one. pic.twitter.com/QJf8M2uZb9
トレイ・マーフィー3世はニューオーリンズ・ペリカンズのウイングです。
オフボールと3PT C&Sで2つのS評価を獲得し、効率性でもA評価を誇ります。
コートを縦横無尽に動き回るシューターの実力に迫ります。
※掲載情報はすべて2026/1/15時点のもの
目次
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出身地 | ノースカロライナ州ダーラム |
| 生年月日 | 2000年6月18日(歳) |
| 身長 | 203 cm / 6'8" |
| 体重 | 93 kg / 206 lb |
| NBA経験年数 | 5年目 |
| オフェンスポジション | SF |
| ディフェンスポジション | SG |
| オフェンスロール | Secondary Ball Handler |
| ディフェンスロール | Helper |
| ドラフト | 2021年 1巡目17位(メンフィス・グリズリーズ) |
| 所属チーム | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
2025-26シーズンスタッツ
| MIN | PTS | REB | AST | STL | BLK | FG% | 3P% | FT% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 35.7 | 22.2 | 6.2 | 3.6 | 1.6 | 0.2 | 50.3% | 38.9% | 89.9% |
独自レーティング (version 1.0)
| 項目 | グレード |
|---|---|
| リムフィニッシュ | |
| ペイントエリア | |
| ミドルレンジ | |
| 3PT プルアップ | |
| 3PT C&S | |
| プレイメイキング | |
| 1対1 | |
| ポスト | |
| フリースロー | |
| オフボール | |
| トランジション | |
| 効率性 | |
| ペリメーターDF | |
| インテリアDF | |
| DFリバウンド | |
| OFリバウンド |
- ボリュームが不足しているため評価対象外
強み
1. オフボール(S)
トレイ・マーフィー3世の最大の武器は、ボールを持っていない時の動きです。ペリカンズのオフェンスにおいて、彼はボールがない状態でも常にディフェンダーにプレッシャーを与え続けています。スクリーンを利用した動き出しからの得点力はリーグ最高クラスであり、カッティングによるゴール下への飛び込みも非常に効果的です。
彼がコート上にいるだけで、ディフェンダーは彼から目を離すことができません。このディフェンダーを引き付ける力が味方のスペースを生み出し、チーム全体のオフェンスを円滑にしています。オフボールウイングとしての能力は、現在のNBAでも屈指の存在と言えるでしょう。
2. 3PT C&S(S)
オフボールでの動きと相性抜群なのが、キャッチ&シュートの3ポイントです。パスを受けてからのシュートは精度・安定性ともにリーグトップレベルを誇ります。今季の3ポイント成功率38.9%という数字も立派ですが、特筆すべきはそのシュートの難易度です。彼は多くの場合、タイトなディフェンスがついた状態でもシュートを沈めることができます。
さらに、彼の3ポイントの平均距離は非常に長く、ディープスリーも武器の一つです。コーナー3ポイントの成功率も高く、どこからでも脅威となれる万能性を持っています。動きながらキャッチして即座にシュートを放つ一連の動作は、コートを自在に動き回る彼ならではのプレーです。
3. 効率性(A)
22.2得点という高い得点力を維持しながら、効率性もリーグ上位を誇ります。True Shooting%は62.9%と非常に高く、チームの主要なスコアリングオプションとして十分な効率を発揮しています。
この効率の高さは、彼のショットセレクションの良さに起因しています。無理なシュートを打たず、自分の得意なシチュエーションで勝負する判断力があります。また、役割に対する効率性を測る指標でも高い評価を得ており、チームから求められる役割を確実にこなしていることがわかります。
4. フリースロー(A)
フリースロー成功率89.9%という数字は、リーグでもトップクラスの精度です。シューターとしての基礎能力の高さを示しており、試合終盤の重要な場面でも安心して見ていられる選手です。
フリースローの安定感は、彼のシュートフォームの再現性の高さを証明しています。これが3ポイントシュートの安定性にもつながっており、彼のシューターとしての総合力を支えています。
弱み
1. 1対1(E)
マーフィーはボールを持っての1対1が得意ではありません。ボリュームは十分にありますが、アイソレーションからのショットメイキングに課題があります。ディフェンダーと正対した状態からの突破やシュートクリエイションは、彼の役割として期待されている部分ではありますが、現時点ではリーグ平均を下回っています。
22.2得点を記録するチームの主力選手として、オールスターレベルを目指すなら避けて通れない課題です。オフボールでの能力はすでにリーグトップクラスを証明しており、今後は1対1でディフェンダーを攻略する力を身につけることで、さらなる飛躍が期待できます。25歳という年齢を考えれば、まだまだ伸びしろは十分にあります。
2. インテリアDF(E)
守備面では、インテリアディフェンスに課題があります。リムプロテクション能力が低く、ゴール下での威圧感に欠けます。203cmという身長はウイングとしては十分ですが、インテリアでのプレッシャーを与えるには物足りない部分があります。
一方で、ヘルプディフェンスの効率性自体は平均以上を維持しており、判断力が悪いわけではありません。彼のポジションを考えれば、ビッグマンのようなリムプロテクションを期待するのは酷であり、チームの守備システムでカバーすべき領域と言えます。
まとめ
トレイ・マーフィー3世は、オフボールムーブメントとキャッチ&シュート3ポイントを武器とする、現代NBAのウイングとして理想的なスキルセットを持つ選手です。今季はキャリアハイとなる22.2得点を記録しながら、効率性も高水準を維持しており、ペリカンズの攻撃における重要な柱となっています。
ボールを持っての1対1には課題がありますが、オールスターを目指す上で乗り越えるべき成長ポイントです。インテリアディフェンスについてはウイングとしての役割を考えれば、チームの守備システムでカバーすべき領域と言えるでしょう。
25歳とまだ若く、今後さらなる成長が期待できます。怪我人の多いペリカンズにおいて、マーフィーの存在感は今季ますます大きくなっています。オフボールでコートを舞い、正確な3ポイントを射抜く彼のプレーは、現代バスケットボールの美しさを体現しています。
彼の本名は「ケネス(Kenneth)」ですが、「トレイ」というニックネームで呼ばれています。祖父が「ケン」、父が「ケニー」と呼ばれていたため、3世の彼には別の愛称が必要でした。「Trey」は英語で「3」を意味し、3世を示す愛称としてぴったりだったのです。バージニア大学時代には50-40-90(フィールドゴール50%、3ポイント40%、フリースロー90%)という稀有な成績を残し、シューターとしての才能を開花させました。2026年1月にはCJ・マッカラムを抜いてペリカンズ史上最多3ポイント成功数を記録。この街で歴史を作り続ける射手は、まさにペリカンズの顔となりました。