Rylo with a career-high 32-point performance. 🔥 pic.twitter.com/DeUOpvjyQW
— Milwaukee Bucks (@Bucks) 2025年10月31日
ライアン・ロリンズはバックスで急成長を遂げているポイントガードです。
ドライブとプルアップ3PTでS評価を獲得し、ペリメーターDFでもA評価を獲得しています。
2巡目44位からの飛躍を16項目で測ります。
※掲載情報はすべて2026/1/14時点のもの
目次
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出身地 | ミシガン州デトロイト |
| 生年月日 | 2002年7月3日(歳) |
| 身長 | 190 cm / 6'3" |
| 体重 | 81 kg / 180 lb |
| NBA経験年数 | 4年目 |
| オフェンスポジション | PG |
| ディフェンスポジション | PG |
| オフェンスロール | Primary Ball Handler |
| ディフェンスロール | Point of Attack |
| ドラフト | 2022年 2巡目44位(アトランタ・ホークス) |
| 所属チーム | ミルウォーキー・バックス |
2025-26シーズンスタッツ
| MIN | PTS | REB | AST | STL | BLK | FG% | 3P% | FT% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 31.8 | 16.5 | 4.5 | 5.5 | 1.5 | 0.4 | 46.5% | 39.8% | 77.4% |
独自レーティング (version 1.0)
| 項目 | グレード |
|---|---|
| リムフィニッシュ | |
| ペイントエリア | |
| ミドルレンジ | |
| 3PT プルアップ | |
| 3PT C&S | |
| プレイメイキング | |
| 1対1 | |
| ポスト | |
| フリースロー | |
| オフボール | |
| トランジション | |
| 効率性 | |
| ペリメーターDF | |
| インテリアDF | |
| DFリバウンド | |
| OFリバウンド |
- ボリュームが不足しているため評価対象外
強み
1. リムフィニッシュ(S)
ロリンズの最大の武器は、ドライブからリムへアタックする突破力です。リム近くでシュートチャンスを作り出す能力はリーグトップクラスで、ディフェンダーを振り切って自らフィニッシュまで持っていく力が際立っています。身長190cmと決して大柄ではありませんが、スピードとボディコントロールを活かしてペイントエリアに侵入し、確実にシュートを決め切ります。相手に対応を許さないスピードで仕掛けるドライブは、バックスのオフェンスに欠かせない得点源となっています。
2. 3PT プルアップ(S)
ドリブルからのプルアップ3ポイントもリーグトップレベルの精度を誇ります。ディフェンダーがドライブを警戒して下がれば、そのスペースからプルアップ3PTを沈める。この二択を突きつけられるのがロリンズの真骨頂です。3PT成功率39.8%という数字が示すように、難しいショットを高確率で決める技術を持っています。プルアップからシュートを打つ能力と決め切る精度の両方が高く評価されており、ガードとして理想的なスコアリングスキルを備えています。
3. トランジション(A)
速攻での得点能力もトップレベルです。トランジションでのシュート精度、速攻でチャンスを作り出す力、そしてそれを決め切る力のすべてが高水準にあります。ロリンズはリバウンドやスティールからの速攻で相手ディフェンスが整う前に攻め切る能力に長けており、バックスのペースを上げる重要な役割を担っています。
4. ペリメーターDF(A)
オフェンス面だけでなく、外回りのディフェンスでもA評価を獲得しています。1対1でのペリメーター守備とボールスクリーンへの対応が特に優れており、相手ガードを効果的に抑える力があります。身長190cmながら、積極的なディフェンスで相手のオフェンスリズムを崩し、スティールを量産しています。
弱み
ロリンズの弱点として挙げられるのは、インテリアでのディフェンス(F評価)とオフェンスリバウンド(E評価)です。ただし、これらはいずれも身長190cmのポイントガードとしては求められにくい領域です。
インテリアDFについては、バックスにはヤニス・アデトクンボやマイルズ・ターナーといった優秀なビッグマンがおり、ロリンズに求められているのはペリメーターでの守備です。オフェンスリバウンドも同様で、ロリンズの仕事はトランジションでの速い展開やオフェンスの組み立てであり、リバウンドへの参加よりも本来の強みを発揮するポジショニングが優先されます。
これらの「弱み」は役割分担の結果であり、チームとして十分にカバーできる部分です。
まとめ
ライアン・ロリンズは、2022年のドラフト2巡目44位という指名順位を大きく覆す活躍を見せている若きポイントガードです。ドライブからのリムフィニッシュとプルアップ3ポイントという二つの武器がともにS評価を獲得しており、ディフェンダーに「止めるか、打たれるか」の厳しい選択を迫ります。
さらに、トランジションとペリメーターディフェンスでもA評価を獲得し、攻守両面で高い評価を受けています。S評価2項目、A評価2項目という充実したレーティングは、ロリンズが単なるスコアラーではなく、攻守にわたってチームに貢献できるオールラウンドなガードであることを示しています。
23歳という若さでこれだけの完成度を見せているロリンズは、バックスの未来を担う存在として期待されています。ヤニス・アデトクンボを中心としたチームにおいて、ロリンズの「仕掛ける両刃」はオフェンスに新たな推進力をもたらし、ディフェンスでも相手エースを封じる役割を果たしています。
この急成長を最も近くで見てきたヤニスは、彼をこう評しています。「13年間NBAにいて200〜300人のチームメイトと一緒にプレーしてきたが、2年前にツーウェイ契約で来た選手がここまで成長したのは見たことがない」。怪我によるシーズン終了、チームからの解雇を乗り越え、ツーウェイ契約から這い上がったロリンズの物語は、まだ始まったばかりです。