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八村塁 (Rui Hachimura) - ミッドレンジを極めたブラックサムライ - ※2025-26途中データ

八村塁はレイカーズのスコアリングウイングです。
ミドルレンジとキャッチ&シュートの3ポイントで高効率な得点を刻み、オフボールから確実にチャンスを仕留めます。
日本が誇るNBAプレイヤーの強みと弱みを、16項目のレーティングで掘り下げます。

※掲載情報はすべて2026/1/30時点のもの

目次

プロフィール

項目 内容
出身地 日本・富山県富山市
生年月日 1998年2月8日(歳)
身長 203 cm / 6'8"
体重 104 kg / 230 lb
NBA経験 7年目
オフェンスポジション PF
ディフェンスポジション PF
オフェンスロール Shot Creator
ディフェンスロール Wing Stopper
ドラフト 2019年 1巡目9位(ワシントン・ウィザーズ)
所属チーム ロサンゼルス・レイカーズ

シーズンスタッツ

MIN PTS REB AST STL BLK FG% 3P% FT% TS%
30.1 12.1 3.5 0.9 0.6 0.3 50.0 43.3 75.6 60.7

独自レーティング(version 1.0)

項目 グレード
リムフィニッシュ G 6
ペイントエリア D 52
ミドルレンジ S 96
3PT プルアップ C 68
3PT C&S A 87
プレイメイキング -
1対1 C 55
ポスト E 38
フリースロー -
オフボール B 70
トランジション D 44
効率性 C 68
ペリメーターDF C 58
インテリアDF D 41
DFリバウンド E 33
OFリバウンド D 40

* ボリュームが少ないため参考値
- ボリュームが不足しているため評価対象外

強み

1. ミドルレンジ(S)

八村塁の最大の武器は、リーグトップクラスのミドルレンジシューティングです。高いリリースポイントからのジャンプシュートはディフェンダーがコンテストしても簡単にブロックされません。シュートの精度とシュートを決め切る力がいずれもリーグ最高水準で、特に長いミドルレンジ(ロングツー)では安定した成功率を誇ります。

八村のシュート試投の約6割はスポットアップからで、オフスクリーンからのシュート頻度もリーグ上位です。オープンな状況を作り出す能力もリーグトップクラスで、味方の動きに合わせて適切なスペーシングを取ることで、質の高いシュートチャンスを得ています。

2. 3PT C&S(A)

ミドルレンジに加えて、キャッチ&シュートの3ポイントもリーグ上位の水準です。今季の3ポイント成功率43.3%という数字が示すとおり、パスを受けてからのシュートモーションが安定しており、高確率で沈めることができます。

八村のシュート選択を見ると、コーナーとウイングの両方から3ポイントをバランス良く打っており、シュートの質(オープン度合い)もリーグトップクラスです。レブロン・ジェームズやルカ・ドンチッチといったプレイメイカーと共にプレーする中で、オフボールで適切なスペースを見つけ、フリーでシュートを打つ技術が磨かれています。

弱み

1. ポスト(E)

八村はポストアップの頻度がリーグトップクラスと非常に高いにもかかわらず、ポストプレーでの決定力はリーグ平均を下回っています。シュートの位置取り自体は悪くないのですが、ポストでのシュートを決め切る力がリーグ下位にとどまっています。

フィジカルなプレースタイルでフリースローを誘う能力はあるものの、ポストアップからの得点効率は課題です。ミドルレンジやキャッチ&シュートで発揮される決定力が、ポストプレーでは同じレベルで発揮できていない状況です。

2. リムフィニッシュ(G)

リムフィニッシュの評価はリーグ最下位クラスです。ドライブからリムへアタックする頻度がそもそも低く、リムでのシュートを決め切る力も高くありません。

ただし、リムへのアタック頻度自体がそれほど高くないため、この評価がチーム全体に与える影響は限定的です。八村はミドルレンジとキャッチ&シュートの3ポイントで高効率に得点を重ねており、自分の強みを最大限に活かすプレー選択ができています。もしリムフィニッシュが向上すれば、より多彩なスコアリングオプションを持つ選手へと進化できる可能性を秘めています。

まとめ

八村塁は、ミドルレンジとキャッチ&シュートの3ポイントでリーグトップクラスの決定力を持つスコアリングウイングです。高いリリースポイントから放たれるジャンプシュートは、相手にとって守りづらい武器となっています。特にミドルレンジのシュート精度はリーグ屈指で、これが八村の最大の強みです。

一方、ポストプレーの決定力やリムフィニッシュには課題がありますが、オフボールでスペースを見つけてシュートを沈めるというプレースタイルを貫くことで、チームに高い効率で貢献しています。JJ・レディックHCが「突然完全フリーな状態から3ポイントを決める」と評価するように、八村はボールに触れない時間が長くても、シュートチャンスを確実に仕留める能力を持っています。

レイカーズでは、ドンチッチやレブロンといったスーパースターのプレイメイキングを活かしながら、オフボールで高確率なシュートを提供する役割を担っています。JJ・レディックHCは八村を「レーザー」と呼び、今季トップ15のシューターの一人と評価しています。八村自身も「スーパースターになろうとしているわけではない。チームが勝つために求められることをやる」と語っており、その謙虚な姿勢がチームにフィットしています。日本人初のNBAドラフト1巡目指名選手として、7年目を迎えた今もレイカーズの主力として活躍を続けています。

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