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ニコラ・ヨキッチ (Nikola Jokić) - 全知のジョーカー - ※2025-26途中データ

ニコラ・ヨキッチはデンバー・ナゲッツのフランチャイズプレイヤーです。
センターながら平均11アシストを記録するパサーでもあり、ポスト、ミドル、3PTと全距離から高確率で得点できます。
S評価10個という圧倒的なレーティングを確かめましょう。

※掲載情報はすべて2026/1/14時点のもの

目次

プロフィール

項目 内容
出身地 セルビア・ソンボル
生年月日 1995年2月19日(歳)
身長 211 cm / 6'11"
体重 128 kg / 284 lb
NBA経験年数 11年目
オフェンスポジション C
ディフェンスポジション C
オフェンスロール Shot Creator
ディフェンスロール Anchor Big
ドラフト 2014年 2巡目41位(デンバー・ナゲッツ)
所属チーム デンバー・ナゲッツ

2025-26シーズンスタッツ

MIN PTS REB AST STL BLK FG% 3P% FT%
34.6 29.6 12.2 11.0 1.4 0.8 60.5 43.5 85.3

独自レーティング (version 1.0)

項目 グレード
リムフィニッシュ S 96
ペイントエリア S 98
ミドルレンジ S 97
3PT プルアップ B 83
3PT C&S S 98
プレイメイキング S 100
1対1 S 98
ポスト S 100
フリースロー A 93
オフボール S 97
トランジション C 69
効率性 S 98
ペリメーターDF F 20
インテリアDF B 74
DFリバウンド S 98
OFリバウンド A 90

強み

1. プレイメイキング(S)

ヨキッチの最大の武器は、ビッグマンとして歴史上類を見ないパス能力です。211cmの巨体でありながら、コート全体を見渡すビジョンと、針の穴を通すような精密なパスを繰り出します。ハイポストやローポストからノールックパスで味方のカットを見つけ、相手ディフェンスの隙をついてアシストを量産します。

今シーズンも平均11.0アシストを記録しており、センターとしてはもちろん、ポイントガードと比較しても遜色のない数字です。パスの種類も豊富で、バウンドパス、ロブパス、ビハインドパスと状況に応じて使い分け、ナゲッツのオフェンスを完全に掌握しています。味方に質の高いシュートチャンスを作り出す能力はリーグ最高峰です。

2. ポスト(S)

背中を向けてディフェンダーを相手にするポストアップは、ヨキッチのもう一つの代名詞です。柔らかいタッチとフェイクを駆使し、フック、フェイダウェイ、ターンアラウンドと多彩なシュートを高確率で沈めます。

今日のスモールボールが主流のNBAにおいて、これほど高い頻度でポストアップを使用し、かつリーグトップの効率で得点できる選手は他にいません。ポストからパスアウトしてキックアウトする選択肢も持っているため、ダブルチームを仕掛けても対応されてしまいます。

3. ペイントエリア(S)

ペイント内でのシュート能力もリーグトップクラスです。特にフローターは芸術的で、長いリリースポイントから柔らかいタッチでリングに吸い込まれるようなシュートを放ちます。大柄なセンターでありながら、この繊細なタッチを持つ選手は極めて稀です。

ペイント内のあらゆる位置から得点でき、ディフェンダーが詰めてきても慌てず最適なシュートを選択します。

4. ミドルレンジ(S)

中距離シュートもヨキッチの得点パターンの一つです。フリースローラインの延長線上からのプルアップジャンパー、エルボーからのターンアラウンドなど、ペイント外からも高確率でシュートを決めます。

ミドルレンジが打てることで、ディフェンスは下がって守ることができず、結果的にドライブやパスのコースも生まれます。

5. リムフィニッシュ(S)

リム周辺でのフィニッシュ能力も非常に高いレベルにあります。スピードでディフェンスを振り切るタイプではありませんが、タイミングとタッチでショットブロッカーをかわし、高い確率でシュートを決めます。

コンタクトがあっても安定したフィニッシュができ、リム周辺のFG%は非常に高い水準を維持しています。

6. 3PT C&S(S)

キャッチ&シュートの3ポイントも高い精度を誇ります。今シーズンの3P%は43.5%と、センターとしては驚異的な数字です。味方からパスを受けてそのまま打つ3ポイントは特に確率が高く、ディフェンスはヨキッチをオープンにすることができません。

これにより、ナゲッツはヨキッチをスクリーナーとして使った後にポップアウトさせるプレーも効果的に使えます。

7. 1対1(S)

アイソレーションでの得点能力も圧倒的です。ポストアップとは違い、トップやウィングでボールを持った状態からの1対1でも、フェイスアップからのドライブ、プルアップジャンパー、ステップバックと多彩なオプションを持っています。

相手がビッグマンなら横のスピードで、ガードがスイッチしてきたらサイズで、どんな相手にもミスマッチを作り出します。

8. 効率性(S)

これだけ多彩なオフェンススキルを持ちながら、すべてが高い効率で行われている点が驚異的です。役割の難易度を考慮した上でも、ヨキッチの効率性はリーグトップレベルにあります。

チームの攻撃の中心として高いユーセージを担いながら、TS%70%超という数字は史上でも稀に見る効率です。

9. オフボール(S)

ボールを持っていないときの貢献度も高い評価を得ています。パスを受けられる位置に動いてディフェンダーを引き付ける「グラビティ」、適切なタイミングでのカット、スクリーン後のロールやポップなど、オフボールでも常にディフェンスに脅威を与えています。

これだけボールを持つ時間が長い選手でありながら、オフボールでも高い貢献ができるのは、バスケットボールIQの高さの証明です。

10. DFリバウンド(S)

ディフェンスリバウンドもリーグトップクラスの数字を残しています。今シーズンも平均12.2リバウンドを記録し、そのポジショニングとボックスアウトの技術は一流です。

リバウンドを確保した後にそのままアウトレットパスで速攻を生み出す場面も多く、ヨキッチのリバウンドはナゲッツのトランジションオフェンスの起点にもなっています。

弱み

ヨキッチは16項目中10項目でS評価、2項目でA評価を獲得しており、主要な役割において明確な弱点はほとんど存在しません。

唯一F評価となっているペリメーターディフェンスですが、これはセンターとしては求められない領域です。スクリーンへの対応やオフボールでの追いかけは苦手としていますが、そもそも彼の役割はリム周辺でのヘルプやリバウンドにあり、ペリメーターで1対1を守ることは想定されていません。インテリアディフェンスではヘルプポジショニングが非常に優れており、チームディフェンスへの貢献は十分にできています。

トランジションがC評価となっていますが、これもヨキッチの足の遅さを考えれば十分な評価です。速攻での得点自体は平均的ですが、リバウンドからのアウトレットパスで速攻を演出する役割の方が重要であり、彼自身が走って得点する必要はありません。

まとめ

ニコラ・ヨキッチは、NBA史上最も完成されたオフェンシブセンターと言えるでしょう。オフェンス12項目中9項目でS/A評価という圧倒的なスコアは、彼がいかにあらゆる方法で得点・アシストできる選手かを物語っています。

「ジョーカー」の異名の通り、ヨキッチはどんな状況でも切り札を持っています。ポストで押し込んで良し、フェイスアップから1対1で良し、パスを散らして良し、3ポイントを打っても良し。ディフェンスからすれば、何を止めれば良いか分からない厄介極まりない存在です。

3度のMVP受賞、2023年のNBAチャンピオンシップ制覇と、すでに輝かしい実績を残しているヨキッチですが、30歳を迎えた今もなおリーグ最高の選手の一人として君臨しています。ナゲッツは彼を中心に再び頂点を目指しています。

彼の代名詞となった「Sombor Shuffle(ソンボル・シャッフル)」という独特のステップバックジャンパーは、実は偶然の産物でした。左足首をリハビリしていた時期、怪我した足に体重をかけないよう工夫しながらシュート練習を続けていたところ、あの独特のリズムが生まれたそうです。故郷の名を冠したこの技が、今やヨキッチの必殺技として世界中のファンを魅了しています。

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