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デリック・ホワイト (Derrick White) - ガードの枠を超えた両翼の守護者 - ※2025-26途中データ

デリック・ホワイトはセルティックスの両面で輝く万能ガードです。
ドリブルからの3PTとペイント内で得点を量産しながら、ビッグマン顔負けのリムプロテクトを披露します。
NBA史上4人目となるガードの500ブロック到達が示す希少性を、16項目のレーティングで確かめましょう。

※掲載情報はすべて2026/1/23時点のもの

目次

プロフィール

項目 内容
出身地 コロラド州パーカー
生年月日 1994年7月2日(歳)
身長 193 cm / 6'4"
体重 86 kg / 190 lb
NBA経験 9年目
オフェンスポジション SG
ディフェンスポジション SG
オフェンスロール Primary Ball Handler
ディフェンスロール Chaser
ドラフト 2017年 1巡目29位(サンアントニオ・スパーズ)
所属チーム ボストン・セルティックス

シーズンスタッツ

MIN PTS REB AST STL BLK FG% 3P% FT% TS%
34.1 17.6 4.6 5.4 1.3 1.5 39.6 32.3 88.6 52.7

独自レーティング (version 1.0)

項目 グレード
リムフィニッシュ *E 33
ペイントエリア A 93
ミドルレンジ A 90
3PT プルアップ S 97
3PT C&S F 15
プレイメイキング S 95
1対1 C 58
ポスト -
フリースロー A 87
オフボール D 52
トランジション C 68
効率性 F 22
ペリメーターDF B 74
インテリアDF A 91
DFリバウンド E 35
OFリバウンド D 53

* ボリュームが十分ではないため参考値
- ボリュームが不足しているため評価対象外

強み

1. 3PTプルアップ(S)

ホワイトはドリブルから3PTを打ち抜く能力がリーグトップクラスです。ピック&ロールからの3PTやハンドオフからのプルアップ3PTを高確率で沈め、シュートを決め切る力も卓越しています。ディープスリーの精度も極めて高く、遠距離からでもディフェンスを脅かします。セルティックスではジェイソン・テイタム離脱後、このスキルを武器にオフェンスの要として活躍しています。

2. プレイメイキング(S)

パスの質と量の両方でリーグ上位に位置するプレイメイカーです。ピック&ロールのボールハンドラーとして味方を活かすパスを供給し、リムへのアシストやロブパスの創出力も高水準です。ターンオーバーの少なさも特筆すべき点で、タッチ100回あたりのターンオーバー数はリーグ上位の少なさを誇ります。

3. インテリアDF(A)

193cmのガードとしては異例のリムプロテクション能力を持っています。ブロック数はガードとしてリーグトップで、リム付近での相手のシュート成功率を大きく下げる能力もリーグ最高水準です。今季は1試合7ブロックを記録し、ガードとしてのNBA記録に並びました。キャリア通算500ブロックは身長6フィート5インチ未満の選手としてNBA史上4人目の快挙で、デニス・ジョンソン、ドウェイン・ウェイド、ジュルー・ホリデーに続く記録です。

4. ペイントエリア(A)

ペイント内でのシュート精度、特にフローターの技術がリーグトップレベルです。ドライブからリムまで行けない状況でも、柔らかいタッチのフローターで得点できます。シュートを自ら創り出す能力も高く、ペイント内で多彩な攻撃オプションを持っています。

弱み

1. 3PT C&S(F)

キャッチ&シュートの3PTは平均以下の精度に留まっています。オフボールで構えて打つシュートの精度が低く、止まった状態からの3PT成功率は伸び悩んでいます。一方でドリブルからのプルアップ3PTはS評価と対照的な結果になっており、シュートの入り方によって大きな差が出ています。

2. 効率性(F)

今季のシュート効率は自身の基準から見ても低調です。FG%が40%を下回り、3PT成功率も32%台と、キャリアワーストに近い数字が並んでいます。ただし、これはテイタム不在によってディフェンスの的が絞られやすい状況で、より難しいシュートを打たざるを得ない役割の変化が影響していると考えられます。

まとめ

デリック・ホワイトはオフェンスとディフェンスの両面でチームに貢献できる、現代NBA屈指の万能ガードです。ドリブルからの3PTとペイント内のシュートで得点を量産しながら、ガードとは思えないリムプロテクトでゴールを守ります。今季はテイタムの離脱を受けて攻撃の負担が増し、効率面では苦しんでいますが、その多才さはセルティックスにとって不可欠な存在です。

ホワイトのNBAキャリアは、誰も予想しなかった道のりでした。高校時代は身長6フィートに満たず、ディビジョンI大学からの奨学金オファーはゼロ。ディビジョンIIのコロラド大学コロラドスプリングス校でプレーする中で5インチも身長が伸び、転校先のコロラド大学で全米の注目を集めるまでに成長しました。2017年のドラフト1巡目29位でNBA入りを果たし、2024年にはNBAチャンピオンに輝き、パリ五輪では金メダルを獲得。遅咲きながら頂点に立った彼のストーリーは、諦めなければ道は開けることを証明しています。

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