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ブランドン・イングラム (Brandon Ingram) - ミッドレンジの達人 - ※2025-26途中データ

ブランドン・イングラムはラプターズの得点を担う長身ウイングです。
ミッドレンジと1対1の両方でリーグトップクラスの能力を発揮できます。
10年目を迎えたベテランの技術の粋をデータが明かす。

※掲載情報はすべて2026/1/21時点のもの

目次

プロフィール

項目 内容
出身地 ノースカロライナ州キンストン
生年月日 1997年9月2日(歳)
身長 203 cm / 6'8"
体重 86 kg / 190 lb
NBA経験 10年目
オフェンスポジション SF
ディフェンスポジション PF
オフェンスロール Shot Creator
ディフェンスロール Helper
ドラフト 2016年 1巡目2位(ロサンゼルス・レイカーズ)
所属チーム トロント・ラプターズ

2025-26シーズンスタッツ

MIN PTS REB AST STL BLK FG% 3P% FT% TS%
34.0 21.7 6.0 3.8 0.8 0.8 47.1% 36.0% 83.3% 56.4%

独自レーティング (version 1.0)

項目 グレード
リムフィニッシュ A 86
ペイントエリア B 82
ミドルレンジ S 99
3PT プルアップ B 79
3PT C&S B 70
プレイメイキング B 84
1対1 S 99
ポスト A 93
フリースロー B 82
オフボール D 52
トランジション B 75
効率性 D 46
ペリメーターDF C 65
インテリアDF D 52
DFリバウンド B 77
OFリバウンド D 46

強み

1. ミドルレンジ(S)

イングラムの最大の武器は、ペイント外からのミドルレンジシュートです。この領域でのシュート力はリーグトップクラスで、どれだけタイトなマークを受けていても決め切る能力を持っています。203cmの長身と7フィート3インチ(約221cm)という長いウイングスパンを活かし、守る側が手を伸ばしても届かない高さからリリースされるシュートは、まさに止められない攻撃手段です。特にロングミドル(ペイント外のミドルレンジ)の精度は圧巻で、安定してチームに得点をもたらします。

2. 1対1(S)

アイソレーションでのスコアリング能力もミドルレンジと並ぶ最高評価です。しなやかなドリブルワークと長いリーチを駆使して、マッチアップの選手を1対1で攻略する能力はリーグ屈指。ターンオーバー率も低く抑えながら、ファウルも引き出せるため、試合終盤のクラッチタイムでボールを託される場面が多いのも納得です。相手チームがウイングストッパーやエース級のディフェンダーをぶつけてくる確率が高いというデータも、彼が相手に警戒される存在であることを示しています。

3. ポスト(A)

ウイングプレイヤーながら、ポストアップからの攻撃も得意としています。ペリメーターからの1対1だけでなく、ローポストでミスマッチを攻める選択肢も持つことで、オフェンスのバリエーションが広がります。ポストでのシュート精度は非常に高く、さらにファウルを引き出す技術も優れているため、得点期待値の高い攻撃を展開できます。

4. リムフィニッシュ(A)

ドライブからのフィニッシュ力も高水準です。リム近くでのシュートを決め切る能力に優れ、コンタクトを受けながらもしっかりと得点を重ねることができます。ドライブの頻度も高く、ミドルレンジだけでなくリムへのアタックもできる点が、ディフェンスを難しくしています。

弱み

イングラムには明確な弱点と言える項目がほとんどありません。E/F/G評価の項目がなく、すべての領域で少なくとも平均レベル以上の能力を備えています。

D評価となっているオフボールについては、Shot Creatorとしてボールを持つ役割が中心のため、オフボールでの得点機会自体が限られています。ただし、ディフェンダーを引き付ける力(グラビティ)は高く、ボールを持たない時間帯でも味方のスペースを生み出す貢献をしています。

効率性がD評価となっていますが、これは役割調整後の数値です。イングラムはチームで最も難しいシュートを任される選手であり、タイトなマークの中で自らシュートを創り出すスタイルのため、単純な効率の数値は低めに出やすい傾向があります。実際、シュートを決め切る能力自体はリーグトップクラスであり、チームにとって不可欠な得点源であることに変わりはありません。

まとめ

ブランドン・イングラムは、ミドルレンジと1対1においてリーグトップクラスの能力を持つ完成されたスコアラーです。203cmの長身としなやかなフレームを活かし、守る側が手を伸ばしても届かない高さから放たれるシュートは、10年目を迎えた今も衰えを知りません。ラプターズにとって、スコッティ・バーンズと並ぶ攻撃の柱として、プレーオフを戦い抜くために欠かせない存在となっています。

彼の原点はノースカロライナ州の小さな町キンストンにあります。人口約2万2000人のこの町からは、ジェリー・スタックハウス、コーンブレッド・マックスウェルなど、数々のNBA選手が輩出されました。イングラムは高校4年間で4度の州チャンピオンシップを制覇。この偉業はノースカロライナ州の男子バスケットボール史上初のことでした。体には「Small city, big dreams」と地元の市外局番252が刻まれたタトゥーがあり、故郷への誇りを常に胸に抱いています。2020年のコロナ禍では、自身が生まれた地元の病院の全スタッフ982人にスニーカーを寄贈するなど、キンストンへの恩返しを忘れません。

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