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アメン・トンプソン (Amen Thompson) - 疾駆する守備の怪物 - ※2025-26途中データ

アメン・トンプソンはロケッツの守備の核を担う若きポイントガードです。
リーグ屈指のペリメーターディフェンス能力と圧倒的な運動能力を兼ね備えています。
双子の兄弟とともにNBAを席巻する22歳の才能を分析します。

※掲載情報はすべて2026年1月23日時点のもの

目次

プロフィール

項目 内容
出身地 カリフォルニア州サンリアンドロ
生年月日 2003年1月30日(歳)
身長 201 cm / 6'7"
体重 91 kg / 200 lb
NBA経験 2年目
オフェンスポジション PG
ディフェンスポジション PG
オフェンスロール Slasher
ディフェンスロール Point of Attack
ドラフト 2023年 1巡目4位(ヒューストン・ロケッツ)
所属チーム ヒューストン・ロケッツ

2025-26シーズンスタッツ

MIN PTS REB AST STL BLK FG% 3P% FT% TS%
37.3 18.5 7.7 5.2 1.4 0.5 51.5 19.5 79.2 57.8

独自レーティング (version 1.0)

項目 グレード
リムフィニッシュ C 66
ペイントエリア D 47
ミドルレンジ G 0
3PT プルアップ F 19
3PT C&S *G 5
プレイメイキング B 75
1対1 E 34
ポスト -
フリースロー C 68
オフボール D 42
トランジション B 75
効率性 D 54
ペリメーターDF A 89
インテリアDF B 74
DFリバウンド B 74
OFリバウンド B 75

* ボリュームが十分ではないため参考値
- ボリュームが不足しているため評価対象外

強み

1. ペリメーターDF(A)

アメン・トンプソンの最大の武器は、リーグ屈指のペリメーターディフェンスです。1対1で相手を守る能力とピック&ロールをかいくぐる能力がともにリーグトップクラスで、ロケッツのディフェンスを支える要となっています。201cmの長身にも関わらずポイントガードのスピードに対応でき、相手チームのエースを封じる役割を任されています。今季は相手の主力選手を守る時間がリーグ上位で、彼が相手にしているオフェンス力やプレイメイキング能力の高さもトップレベルです。まさに「ポイント・オブ・アタック」としてチームの最前線に立つ守護者といえます。

2. トランジション(B)

速攻における得点創出能力は極めて高い水準にあります。トランジションでの得点機会を生み出す力はリーグトップクラスで、走力と爆発力を活かして相手ディフェンスが整う前に攻め切ります。圧倒的な運動能力で一気にリムまで到達し、ディフェンダーを置き去りにするプレイスタイルは、ロケッツのテンポの速いバスケットボールを象徴しています。

3. プレイメイキング(B)

パス能力にも優れており、パスから得点を生み出すボリュームはリーグ上位です。ポイントガードとして5アシストを超える数字を残しながら、自身も18点以上を記録しており、スコアリングとパスを高いレベルで両立しています。ドライブからのキックアウトやトランジションでの配球など、視野の広さとパスセンスを発揮しています。

弱み

1. ミドルレンジ(G)

ペイントエリア外のミドルレンジシュートはリーグ最低水準の数値となっています。シュートの精度、決め切る力ともに課題が残り、プルアップジャンパーで得点を稼ぐことが難しい状況です。しかし、アメン・トンプソンのOffensive Roleは「Slasher」であり、彼の主要な攻撃手段はリムへのアタックと速攻です。ミドルレンジは彼の主要な役割外の領域であり、今後のシューティング技術の向上に期待がかかります。

2. 3ポイントシュート(F/G)

3ポイントシュートは大きな伸びしろとなっています。キャッチ&シュート、プルアップともに成功率が低く、今季の3ポイント成功率は約20%に留まっています。相手ディフェンスが彼のドライブを警戒してペイントを固める中、外角のシュートが安定すればさらに攻撃の幅が広がります。22歳という若さを考えれば、ここからの成長次第でオールスター級の選手になれる可能性を秘めています。

まとめ

アメン・トンプソンは、ディフェンスと運動能力で価値を発揮するモダンなポイントフォワードです。ペリメーターディフェンスのA評価が示す通り、相手エースを封じる守備力はすでにリーグでも有数のレベルにあります。速攻での得点創出、パスセンス、リバウンドへの貢献など、シュート以外の部分では多方面に渡って水準以上の能力を発揮しています。

現状の課題はジャンプシュート全般です。ミドルレンジのG評価、3ポイントのF/G評価が示すように、外角からの得点力は伸びしろの領域です。しかし、彼のフリースロー成功率は約80%と安定しており、シューティングフォーム自体に大きな問題があるわけではありません。練習次第で改善が見込める部分です。

双子の弟アサー・トンプソンとともに、2023年ドラフトで兄弟揃ってトップ5指名されたのはNBA史上初の快挙でした。大学を経由せずOvertime Elite(OTE)からプロ入りした新世代のスターは、22歳にしてロケッツの中核を担っています。ケビン・デュラントやアルペレン・シェングンとともにプレイオフの上位進出を狙うチームの中で、彼の守備力と運動能力は欠かせないピースとなっています。

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