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アレックス・サー (Alex Sarr) - リムに君臨する新世代の要塞 - ※2025-26途中データ

アレックス・サーはワシントン・ウィザーズのセンターです。
攻守両面でリムを支配し、4つのA評価を獲得しています。
新世代の要塞の実力を測ってみましょう。

※掲載情報はすべて2026/1/14時点のもの

目次

プロフィール

項目 内容
出身地 フランス・ボルドー
生年月日 2005年4月26日(歳)
身長 213 cm / 7'0"
体重 92 kg / 205 lb
NBA経験年数 2年目
オフェンスポジション C
ディフェンスポジション C
オフェンスロール Shot Creator
ディフェンスロール Mobile Big
ドラフト 2024年 1巡目2位(ワシントン・ウィザーズ)
所属チーム ワシントン・ウィザーズ

2025-26シーズンスタッツ

MIN PTS REB AST STL BLK FG% 3P% FT%
28.2 17.3 7.8 2.9 0.8 2.3 50.1% 34.9% 70.8%

独自レーティング (version 1.0)

項目 グレード
リムフィニッシュ A 89
ペイントエリア B 75
ミドルレンジ E 27
3PT プルアップ E 33
3PT C&S C 59
プレイメイキング D 45
1対1 D 43
ポスト B 83
フリースロー D 40
オフボール F 21
トランジション D 42
効率性 C 55
ペリメーターDF E 32
インテリアDF A 93
DFリバウンド A 87
OFリバウンド A 85

強み

1. インテリアDF(A)

アレックス・サーの最大の武器は、ゴール下でのディフェンス能力です。リムプロテクション能力はリーグ最高クラスで、ペイントに侵入してくる相手のシュートを高確率で阻止します。1試合平均2.3ブロックはリーグトップの数字であり、213cmの長身を活かしたショットブロッカーとしての存在感は圧倒的です。単にブロック数が多いだけでなく、ヘルプディフェンスの判断力も優れており、味方がスクリーンで抜かれた際のローテーションも的確です。さらに、ピック&ロールでロールマンを守る能力も高く、スクリーナーに対するディフェンスでもリーグ上位の評価を得ています。20歳にしてリムを完全に支配できるディフェンダーは、現代NBAでも稀有な存在です。

2. リムフィニッシュ(A)

サーはディフェンスだけでなく、オフェンスでもリムで圧倒的な力を発揮します。リム近くでのフィニッシュ能力はリーグ上位で、長い腕を活かしたダンクやレイアップを高確率で決めます。安定したリム成功率を誇り、シュートを決め切る力はビッグマンの中でもトップクラスです。ピック&ロールでロールマンとしてゴールに向かった際の得点効率も非常に高く、ガードからのアリウープパスやロブパスを確実にフィニッシュします。攻守両面でリムを支配できることが、サーの最大の価値となっています。

3. DFリバウンド(A)

サーはディフェンスリバウンドでもリーグ上位の能力を発揮します。1試合平均7.8リバウンドのうち、その多くがディフェンスリバウンドによるものです。長身とウィングスパンを活かしたボードの支配力は抜群で、相手のセカンドチャンスを許しません。リバウンドを取る技術・判断力も優れており、ポジショニングの良さでチームの守備を締めくくります。ディフェンスの終着点としてリバウンドを確保できることは、若いウィザーズにとって非常に心強い存在です。

4. OFリバウンド(A)

ディフェンスリバウンドだけでなく、オフェンスリバウンドでも高い評価を得ています。リバウンドを取る技術はリーグ上位で、セカンドチャンスポイントを生み出す力があります。プットバックダンクの頻度と効率も非常に高く、味方がシュートを外した際に自らリバウンドを取って得点に結びつける能力は、チームオフェンスに大きく貢献しています。攻守両面でボードを支配できるビッグマンは、チーム構築において非常に価値のある存在です。

弱み

1. ペリメーターDF(E)

インテリアDFでは圧倒的な力を発揮するサーですが、外でのディフェンスには課題があります。1対1での守備自体は平均以上ですが、ピック&ロールでボールスクリーンをかわして追いかける動きに苦戦しています。また、オフボールでシューターを追いかけるチェイスディフェンスも現時点では課題となっています。現代NBAではビッグマンもスイッチを求められる場面が増えているため、この点は今後の成長に期待したいところです。ただし、20歳という年齢を考えれば、これらは経験を積むことで改善が期待できる伸びしろと言えます。

2. オフボール(F)

サーはコート上でボールを持っていない時間帯での貢献に課題があります。ただし、これは能力の欠如というよりも役割分担の結果です。サーの主な役割はポストアップやピック&ロールのロールマンとしてボールを受けてフィニッシュすることであり、複雑なオフボールムーブメントで得点機会を作り出すタイプではありません。カットやオフスクリーンからの得点は多くありませんが、これはチームオフェンスの中で彼に求められている役割が異なるためです。ゴール付近でのフィニッシュ力があるため、オフェンス時にディフェンダーを引き付ける効果は一定程度あります。

まとめ

アレックス・サーは、2024年ドラフト全体2位にふさわしい逸材です。インテリアDF、リムフィニッシュ、DFリバウンド、OFリバウンドの4項目でA評価を獲得しており、攻守両面でリムを支配できる稀有なビッグマンです。特にリムプロテクション能力はリーグ最高クラスで、1試合平均2.3ブロックという数字は新人2年目としては驚異的です。

20歳という若さでこれだけの能力を発揮できているのは、彼のポテンシャルの高さを示しています。オーストラリアNBLでプレーした経験を活かし、プロのスピードと強度にも適応できています。フランス出身の長身ビッグマンとして、ルディ・ゴベアやヴィクター・ウェンバンヤマに続く存在として期待されています。

外でのディフェンスやシューティング面には課題がありますが、これらは経験を積むことで改善が期待できます。すでにリーグ最高レベルのリムプロテクターである点を考えれば、彼の成長曲線は非常に楽しみです。

再建中のウィザーズにとって、サーはフランチャイズの礎となる存在です。ビラル・クリバリやバブ・キャリントンらとともに、チームの未来を担うコアの一角として、その成長が注目されています。

サーの成長を語る上で欠かせないのが、兄オリヴィエの存在です。オリヴィエは2021年のドラフトにエントリーしましたが指名されませんでした。それでもプロとしてキャリアを続け、現在はラプターズ傘下のGリーグチーム「Raptors 905」でプレーしています。サーは2024年のドラフトで全体2位指名を受けた際、ESPNのインタビューで感極まりながら「僕は兄のドラフトを見届けた。指名されない気持ちを知っている。だから今こうして注目されるのは本当に特別なことなんだ」と語りました。そしてドラフトナイトに着用したクリームカラーのスーツの内側には、両親(MassarとMarie)と兄(Olivier)のイニシャルが刻まれていました。「すべては兄から学んだ」という言葉に、サー家のバスケットボールへの情熱が凝縮されています。

ゴール下に君臨する新世代の要塞、アレックス・サーの今後から目が離せません。

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